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株式会社文祥堂 – Workcation House U
2023-03-28
お知らせ
いろんな用途に対して複合的に対応できるニーズを満たしてくれたのがfixUだった
株式会社文祥堂 - Workcation House U
Workcation House U
U(ユー)と申します
長いひさしの先から溢れ差し込む光があるから
部屋に落ちる影が柔らかい
そんなことに気づけたなら
この場所には「良い」が集まり
人生はきっと豊かで
仕事も思い描いた形にできると思います
「気づきに気づく場所」
Uはそんな場所でありたいと思います
https://u-odawara.com/
OPEN: 9:00 〜 18:00
導入時の課題
⚫︎Googleカレンダーなどを使って運用するイメージは湧かず、システム開発は開発費と納期の問題があった
導入目的
⚫︎複合的に対応・カスタマイズができる予約・運用のシステム
導入効果
⚫︎予約・運用のシステムで顧客管理もできる
⚫︎トップページやオプション設備をビジュアルで見せることで、利用者に訴求している
単に「遊ぶ」「仕事する」という場所ではなく、自分自身や働き方、生活などが見直せるような施設
———Workcation House Uはどのような店舗でしょうか。
大波 裕人さん (以下、大波):コンセプトは「集合」という考え方を、数学の記号∪から取っています。
ワーケーションハウスという名前を付けたとおり、仕事や遊びといった要素が集まって、自分自身や働き方、生活などが見直せるような施設となれば良いなと思っています。
単に「遊ぶ」「仕事する」という場所ではなくて、それを通じて自分の人生を見つめ直すきっかけに新しくなるとか、仕事のあるべき本質みたいなところの気づきが生まれたら良いなとか、そんな思いを込めて作った施設です。
「働く」も「生きる」も、「楽しくやれたら良いんじゃないの?」「なんかイキイキ楽しくできたら良いよね」と考えた
———どのような経緯で作られた施設でしょうか。
大波:もともとの構想としてはコロナがきっかけです。
僕たちは「オフィスを作る」ということをやっていて、いろんな人がいろんな生産活動するっていうことをサポートする環境を作っていたんですけど……。
コロナによって、オフィスに行かなくなったじゃないですか。
———リモートワークが流行った時期ですね。
大波:「別にリモートでも生産性落ちない」っていう事例もたくさん出てきていて、「じゃあオフィスって何のためにあるんだろうね」という話になりました。
「働く」も「生きる」もそうですけど、「楽しくやれたら良いんじゃないの?」「なんかイキイキ楽しくできたら良いよね」と考えて、「海の近くでイキイキと楽しく働けたら良いかな」という構想でした。
———写真で拝見しましたが、海が見える立地で良いですよね。
大波:ビルの中に囲まれた会社や、自宅にずっとこもって仕事するってしんどいじゃないですか。 家が好きって人もいるでしょうけど。ここに来ると水平線が一望できるのでとても開放感がありますね。
———施設の場所はもともと違う建物を改装したんですか?
大波:全然関係ない、小田原市役所の片浦支所というところでした。
平成31年3月にその役目を終えましたが、小田原市から建物を利活用する民間事業者の公募があり、私たちの提案が採択されました。
———建物自体に趣がありますよね。
大波:昭和28年 (1953年)に建築されたので、70歳です。僕の2倍生きていますね(笑)
いろんな用途に対して複合的に対応できるニーズを満たしてくれたのがfixUだった
———開店にあたって、何らかの管理システム導入ははじめから検討していましたか?
大波:自分たちの要件・ニーズをまとめていくと、無人化や入退館の管理など、施設の中でも用途がいろいろありました。
実際に探していくと、たとえば宿泊施設用やコワーキングスペース用といった単一の目的での無人入退館システムはあったんですけど、いろんな用途で複合的に対応・カスタマイズができて、かつリーズナブルにできる予約・運用のシステムはほとんどなかったんですよね。
運用がどうなるかまだ手探りな中、いくつか相談したところからは「システム開発と要件定義含めて数百万程度、納期も半年程度かかるか思います。」といった回答でした。かといって簡易的にGoogleカレンダーなどを使って人力でやる、っていうのもちょっとイメージが湧かなくて……。
そういう中で、ちょうど良いニーズを満たしてくれたのがfixUでした。
———ホテルなどの導入事例も増えてきまして、サイトコントローラー連携なども頑張ってるところではありますね。
大波:宿泊も含めて総合的に柔軟にできますという謳い文句をしていたわけじゃないと思うんですけどね。(笑)
僕たちの運用に合わせて柔軟に使えるな、という感覚
———導入いただいて半年ほどになりますが、使ってみての印象はいかがでしょうか。
大波:「かなり柔軟に使えるな」という感覚があります。
たとえばパッケージで売っているものやクラウドサービスだと、「これ以上できません」とか「ここの表示は絶対こうなります」、「こういう運用方法になります」「それは覆せません」みたいなことがありますけど、fixUは僕たちの運用に合わせて随時変えてもらっていますね。
———弊社がスタートアップということもありますね。他社さんだとなかなかシステム的にも難しいと思います。
大波:あとはコストですよね。イニシャルがほぼかかってないということと、ランニングコストがユーザー数ではなく機能の数で変動するのがありがたいです。 他社さんのような「1000ユーザー登録で◯◯◯万」とは違うので、fixUのシステムで顧客管理ができるのは副次的なメリットでした。
———機能の部分でいうと、fixUが提供しているオプションをほぼすべてご使用いただいておりますが、特に気に入っているものはありますか?
大波:オプション設備やトップページのようなビジュアルで見せられるところを、自分たちで自由にカスタムできるところは嬉しいですね。
たとえば季節によって店舗入り口ののれんを変えているんですけど、トップの画像をそれに変更したりとか、会員専用のQRコードを貼り付けて、お客様にスマートフォンで読み込んでもらうとカフェの値段が安くなったりとか、そういう使い方もしています。
集客ツールとは違う、ポータルのような役割になっていくと嬉しいです
———今後こういう取り組みをしたい、というような展望はございますか?
大波:やっぱり会員を定着させることですね。 fixUをすべての入口にして、予約から課金、スポット的な内容までfixUで予約してもらう。 会員はホームページを見てfixUにログインすれば情報が得られる、というポータルのような役割があると使いやすいかもしれません。
———fixUに「こんな機能が欲しい」というご要望があれば、お聞かせください。
大波:一回無料チケットのようなもの、そしてそれをプレゼントするサービスとか……。
「初回登録してから一回だけ無料」といった機能があると、「まず登録してください」と僕たちも案内しやすいので良いかなと思ったりしてます。
今、イベントなどに関してはPeatixを使っています。予約と課金を調整しやすいので、それも統合できると嬉しいですね。
あっちは集客メインですけど、会員向けのイベントはfixU内でご案内するといったような、集客ツールとは違う、会員定着のために使えたら良いと思います。
そういえば、施設のカレンダー機能はないですよね。 うちではSNSやホームページでイベントカレンダーを出しているんですけど、慣れている人はダイレクトにfixUにログインして予約されます。そのような場合だと、イベントカレンダーを見ていないので「あれ?上のフロア貸切なんですね」みたいなことがあったりとか……。
イベントスペースがあるうちのような施設だと、お客様は全体スケジュールが気になると思います。 2階をイベントで使っていると、基本的には騒がしくなりがちじゃないですか。
あとは予約画面に行く前に何人が予約してるか見れると、「空いてるから行ってみよう」「こんなイベントやってるなら行ってみよう」ていうきっかけになるので、会員はfixU内で完結できる視覚的な仕組みがあると良いですね。
カフェを隔週末の土日に営業していてカレンダーに出してるんですけど、カレンダーを見ない方やSNSをやってない方もいます。
「金曜日行こうと思ったけど、カフェやっているなら土曜日にしよう」とか、周知できる機能があればと思います。
fixU管理画面のスケジュールは運営側としてすごくありがたいです。
いつ・どれくらいの枠が埋まってて、というのをスタッフ3人で管理しています。 それぞれが情報を見てSlackで共有しているんですけど、メッセージが流れて分からなくなると、管理画面を見て「この日に予約あるんだ」と分かるので、ユーザーにもあると良いのかなと思います。
———今後の参考にさせていただきます。本日はインタビューのお時間をいただき、ありがとうございました。
intervieweR
代表取締役 CEO 山岡 源(ヤマオカ ハジメ)
1996年生まれ。奈良県宇陀市出身。関西学院大学理工学部情報科学科でソーシャルネットワーク分析を専攻し、情報拡散の性質の理解と情報伝達における技術的知⾒を学ぶ。⼤学在学中に株式会社美学⽣図鑑にてデータアナリストとして活動し、webサイトの改善や運営メンバーとして新規コンテンツの展開を⾏ないメディアの成⻑を経験。また、不動産会社にてコワーキングスペース、貸し会議室のシステム化による業務改善やSNSを活用した集客施策などにより収支改善を実現。学生時代から実践を通してオンライン・オフラインの双⽅における集客や経営のノウハウを学び、fixUの新規事業を立案し法⼈化を⾏ない現在に⾄る。
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