株式会社ワンピース – mocco加古川

ワンピース3
「こういうの検討してもらえないですか」と相談したときに、寄り添ってくださるのを感じています

株式会社ワンピース - mocco加古川

ワンピースヘッダー・キャッチ

mocco加古川

普段はそれぞれにやりたいことに取り組みつつも、スペース内での交流やスタッフを介して「ゆるくつながる」こともできる。 moccoはそんな心地よいサードプレイスを目指しています。

快適に過ごせる多様なワークスペースをご用意。150坪の広々空間にコワーキングスペース+mocco初の飲食店とブックストアを併設しています。

コワーキングスペースに馴染みのなかった方へ、多様な働き方を知ってもらえる存在になっていきます。
https://mocco-kakogawa.jp

月額会員/ゲスト会員の方:9:00 〜 21:00
店頭支払いの方:9:00 〜 19:00
※予約ブースの利用不可 ※年末年始のみ休

導入時の課題

⚫︎コワーキングスペースの運営が初めてで、特に有人での運用に課題を感じていた
⚫︎スマートロック単体では有人対応が頻発した

導入目的

⚫︎スマートロックと連携できる、一元管理システムを探していた

導入効果

⚫︎鍵の開けっぱなしなどがなくなり、セキュリティ面での課題をクリアした
⚫︎利用登録者との面談など、業務をシステム化できた


「ゆるく繋がるコミュニティ型のコワーキングスペース」を目指したい

ワンピース1A

———mocco加古川のコンセプトについてお伺いさせてください。

大内さん (以下、大内):簡単に言うと、「ゆるく繋がる”まなび”の秘密基地 (サードプレイス)」を目指したいな、と考えております。 それぞれやりたいことに取り組んで、互いにほどよく繋がって循環されていくコワーキングスペース、というイメージです。

落ち着く場所だからこそ秘密にしたい、自分の時間を持ちたい、何かが生まれそうな感覚、集中と創造、互いに応援している感、そういうことを五感で感じるような場所にしたいと思っています。

———「ビジネス交流会」のような堅いものではなく、というゆるめの交流をデザインしたいということですね。

大内:もともと仕事ってどこでも、家でもできると思うんですね。家やカフェじゃなくてわざわざコワーキングスペースで仕事をするのって何なんだろう、って思っていて。

「環境が整っている」というのもありますけど、「独りで仕事をしたくない」というのがあるのかも知れません。誰かと喋るわけではないけど「あそこでもどなたかが仕事をしている」「あそこでも打ち合わせをしている」というのも、「私も頑張ろう」と思う繋がりになっているのかなと。

実際に喋って交流するということもありますし、なんとなく「あ、あの人毎日来ているな。何しているか分からないけどお互い頑張っているな」というのも大事なのかなと思います。

———何か同じ場所で同じようなことをしている、というのが良いのでしょうか。

大内:一緒の空間でしている、というのが繋がりになっているのかも知れません。

たとえばカフェをやりたいという個人やスタートアップの方を応援したくて、コミュニティスペースのシェアキッチンをかなりお安い料金で貸し出しています。
それができているのは私たちが応援したいからということと、会員さんがちゃんとお支払いしてくださってるから場所が準備できているからなんですね。

ワンピース1B

大内:ですので、出店者さんにも「会員さんに割引などでサービスしてもらえますか?」とお願いしています。

そこで会員さんに利用して買ってもらうことが出店者さんの一歩を応援しているということにもなりますし、繋がりになっていくと思っています。 運営が進んでいくにつれて、何かデザインをどなたかに依頼したいというときにコワーキングスペース内のデザイナーの方にお繋ぎするとか……。 そのようなゆるく繋がれる場が作れると良いなと思います。

———お伺いしているだけでワクワクするコンセプトですね。fixUもスタートアップですので、応援してくださる方がいらっしゃるというのは支えになりますよね。

大内さん:お互いに応援し合えると、結果頑張れますよね。 いろんな方とお話ししていると、独りだけでやっているわけではないけど孤独に感じられる方がいらっしゃるようで、この場所が新しいきっかけになってほしいです。

———こちらの運営を始められたきっかけをお伺いできますか?

大内:もともとこの店舗を持っていた業者さんが、閉店するか引き継いでくれるところがあれば、というところで会社さんを探していらっしゃっていて。

弊社の代表・久本のことを、加古川で面白いことをやっていると認識いただいていて、代表同士で話したというところが始まりです。
株式会社ワンピースは加古川でアパレル通販がメイン事業なのですが、「地元の加古川を面白くできたら、還元できたら良いな」と代表が思っておりまして。
やったことはない事業なんですけどたまたまいただいたお声掛けが、新しいきっかけ作りのチャンスが巡ってきたと感じて、「じゃあうちでやってみたいです!」となりました。

弊社のコンセプトは「人々の毎日に、幸せや歓びや感動の溢れる世界をつくる。」ですので、それを実現できるのであれば事業の形で何でも良いと考えました。 2017~2018年にかけて、教育関連やコミュニティ事業を頑張ろうとしたことがあったんですけど、そのときは上手くいかなくて全部閉めてしまいました。

そういう経緯もあったので、この機会に……という形です。


fixUを調べてみたら、やりたいことがほとんど叶いそうだった

ワンピース2A

———運営を始めるタイミングで、何らかの管理システム導入ははじめから検討していましたか?

大内:人がいてもいなくても店舗を運用できるスタイルを作る、ということは事業を引き継いだときから考えていました。

営業している時間が長いほうが良いとは思いますが、有人化でずっと続けると上手くいかないところがありそうなので、スマートロックを設置することは決めていました。

ですがスマートロック単体では結局有人で対応しなければいけないところが出てきて、大変そうだなと……。
会員さんに解錠の権限を渡してしまおうとも考えたんですけど、ご登録希望の方全員を面談しなければならないとか、ドア開けっぱなしになっていたらとか、いろいろな課題が出てきました。

———そこからスマートロックと連携して管理できるシステムを探し始めたんですね。

大内:いろいろなサービスを比較検討して、導入直前までいったんですけど厳しい点もあって。

時を同じくして、他の先輩コワーキングスペースの店舗に視察・見学に訪問させていただき、直接お話しを聞かせていただきました。
実際に運営している方々に大変に感じているところとかシステム周りの話とかを聞いてみると、賑わっている店舗でもシステムで一連管理できるならオートロックでも大丈夫そうだな、という印象でした。

そこでfixUを調べてみたら、やりたいことがほとんど叶いそうだったので導入を決めました。
やはり一連で管理できるというのが決め手ですね。

ワンピース2B

大内:あと、私たちがコワーキングスペースの運営は初めてだったので「こういうところで困っている」「この運用でいけるのか」「こう想定しているけど実際はどうか」とお話ししたときに、解決策を細かくご提案してくださいました。

「こうしたらできそう」「ここはできないけど、こうやったらできる」とご提案いただけたことが私たちのようなスタートアップに近いですし、「できません」の一点張りではないところが今後一緒にさせていただく上でありがたいと思いました。

代表の山岡さんに「運用が安定するまで1年かけてご提案していきますよ」と言ってくださったことも大きいですね。


「こういうの検討してもらえないですか」と相談したときに、寄り添ってくださるのを感じています

ワンピース3

———本日(2023/2/1)にオープンとなったmocco加古川ですが、fixUを導入いただいてみていかがでしょうか。

大内:導入前にお話ししている中で感じているのが、臨機応変に改善をしていただけそうだなという点です。 「こういうの検討してもらえないですか」と相談したときに、「ちょっと開発と話してみますね」とか「今無理だけどなんかできるようになるかも知れないので」とか言っていただけるのは運営している中ではありがたいなと思います。 システムを一度購入するとなかなか変更するものではないので、寄り添ってくださるのを感じています。

———fixUのサービスが完璧なものとは考えておりませんので、使っていただいている現場のご意見をお聞きできるのは非常に嬉しく思っています。


幸せが広がっていく場所作りに取り組んでいきます

ワンピース4

———これからどんどん変化していくスペースになると存じますが、今後「こういうことをやってみたい」というような展望はございますでしょうか。

大内:「作業スペース」としてのコワーキングスペースではなく、「ゆるく繋がるコミュニティ型スペース」を目指している、という冒頭にお話ししたコンセプトの実現です。

コミュニティスペースとコワーキングスペースを一緒にやっているからこそですけども、利用しにきてくれる学生の方たちに、働いている方を見て「こういう働き方する人いるんだなぁ」みたいな、新しい人生観が生まれる空間になったら面白いですよね。
「働く」って生き様に紐づくなと思っていて、そういったことを考える・知るというきっかけが生まれる場所だと良いなと思います。

仕事をされている方はより自分のやりたいことに集中したり、学生の方には「あの人いつもここで仕事してるな。何してるんだろう?」と興味を持ってもらったりすると、それぞれの見えている社会が広がっていって、常に何か新しいものが生まれる空間を作っていきたいと考えています。

そういう人たちで溢れて、来たい場所と思ってもらえるようになったら、たとえばカフェに行こうと思ったときに「mocco加古川に行こう」となってくれたら嬉しいですね。

世の中のコミュニティスペースとコワーキングスペースは分断されていると感じていて、コワーキングスペースの中でのコミュニティはそれぞれできていたとしても、それらがゆるく混ざり合うことは難しいのかなと。

きっちり線が引かれていない、曖昧さがある状態が、世界や考え方が広がって人自体が豊かになっていくきっかけになると思います。 幸せが広がっていくというのが弊社のコンセプトですし、事業をする使命なのかなと思っているので、そんな場所作りに取り組んでいきます。

———そういう場が実現できるようfixUも尽力いたします。本日はインタビューのお時間をいただき、ありがとうございました。

intervieweR

代表取締役 CEO 山岡 源(ヤマオカ ハジメ)

1996年生まれ。奈良県宇陀市出身。関西学院大学理工学部情報科学科でソーシャルネットワーク分析を専攻し、情報拡散の性質の理解と情報伝達における技術的知⾒を学ぶ。⼤学在学中に株式会社美学⽣図鑑にてデータアナリストとして活動し、webサイトの改善や運営メンバーとして新規コンテンツの展開を⾏ないメディアの成⻑を経験。また、不動産会社にてコワーキングスペース、貸し会議室のシステム化による業務改善やSNSを活用した集客施策などにより収支改善を実現。学生時代から実践を通してオンライン・オフラインの双⽅における集客や経営のノウハウを学び、fixUの新規事業を立案し法⼈化を⾏ない現在に⾄る。

yamaokahajime
Share the Post: